こんにちは
注文住宅事業部の中津です。
先日、叔母の家に行って絵画を頂きました。
叔母が描いた絵画を並べてもらい、好きなのを持って行って良いよと言われ、私も妻も一目ぼれしたのがこの油絵です。
『モンマルトルを歩く』
子供達も絶賛していますが、8歳と12歳、本当に良さが分かっているでしょうか。
でも子供の方が感性が豊かですので、実は私と妻よりも分かっているのかもしれません。
早速、家に帰って何処に飾ろうか悩みました。
玄関の壁はオブジェが吊るしてあるので、リビングに飾ろうと考えますがしっくりきません。
自身で設計した家ですが、改めて壁の大切さを感じました。
建築の壁って耐力壁として構造上重要な役割を果たしているのはもちろんですが、スイッチやコンセントの配置計画にも、
そして建築の意匠(デザイン)にも大切な役割を果たしています。
ふと学生時代の建築意匠の教授の講義を思い出しました。
アイストップ、わざと注意を向けるための壁です。
窓や開口など視界を通す設計も大切ですが、視界を止める壁も建築の重要な要素となります。
住宅で言えば玄関入っての壁や和室の床の間、廊下の突き当り壁もそれに該当します。
単なる壁でも良いですし、そんな場所に絵画があっても目を引きます。
この他にも人の動きを作る壁等、壁は建築を構成する重要な役割を担います。
さてこの絵画、その素晴らしさを活かすには何処に飾るべきか思案中です。