こんにちは
設計の佐藤です。
縁側文化から考えると、日本人は外と中が曖昧な空間を好むということがあります。
ウッドデッキの要望が多いのも、そのあたりからなのか・・・
でも、ただ単にウッドデッキをつけても、なんともいえない「曖昧な空間の良さ」というものをつくることはできません。
こちらはKTV五条展示場の写真です。
ウッドデッキ上部には屋根を設けています。
天井は板張りとしてリビングの天井と繋げています。
床も段差を設けず、床も天井も外に向けて繋いでいます。
これが、外と中が「曖昧な空間」と感じる要素となっています。
こちらはウッドデッキに造作したベンチです。
柱を建てこむ前に1枚板のベンチを通してもらいました。
屋根があるため、ベンチ部分には陰をつくってくれます。
ちなみに日陰と、そうでない部分の温度差はほとんど無いのですが、直接日射があたると人も床も表面温度があがり、暑く感じます。
冬は太陽高度が低くなるので、日射の恩恵をいただけます!陰って大事ですね。
こちらはベンチに座って見たリビングです。
曖昧さが生む、広がり感も感じていただけるのではないかと思います。
是非、一度ご覧ください。