皆様こんにちは!IC佐藤です。
KTV五条展示場も遂に明日オープンになりました。
私が住むならこんな間取りがいい。こんな家事導線がいい。こんな色合いがいい。こんな空気感がいい!
が、たくさん詰まった展示場になっております。
予約制にはなりますが、多くのかたにここの空気感を感じていただきたいです。
是非ご来場お待ちしております。
今日はまずひとつ、「唐紙」をご紹介したいと思います。
これはKTV五条展示場の和室です。
R壁の飾りの奥壁に唐紙を貼らせていただいております。
唐紙(からかみ)とは、その名の通り中国の唐から奈良時代に伝わった細工紙のことです。
当時は、上流貴族の中で手紙や詩歌を書く為のものとして使われており、愛用されていたそうです。
平安時代に京の都でからかみが生産され始め、貴族文化に浸透し、寝殿造りの住居の襖障子にも使われ始めました。
その後、時代と共に親しまれ、今もなお襖・壁紙など室内装飾の伝統工芸品として伝え続けられています。
木で手彫りした版木にキラ・胡紛と呼ばれる絵具を付け、和紙や鳥の子紙に柄を合わせながら一枚一枚手の平で文様を写し出す伝統的な手法です。
これは版木に絵具をつけているところです。
昔からの版木を受け継いで今も使われています。
使い込みすぎて角が丸くなってきれいに柄が出ない箇所があったりするものもありますが、
それがまた味が出ていいなーと私は思います。
版木の文様の種類も様々あります。
その文様は、昔は、使う人々の生活感覚や、部屋の役割、その家の主の社会的地位によって好まれるものが違いました。
どう使うべきだとか、格式にとらわれたりだとか、そういう難しいことは考えず、
文様の意味を知り、自分の気持ちに合うものを選んでよいと思います。
和室は自由だ!自分を出せる場でもあると考えています。
今回この展示場には、双葉葵の文様を選びました。
京都の上賀茂神社・下鴨神社の神紋です。
神様の大きな力に出会う植物がこの「葵」と伝えられています。
また、常に太陽の光を追う向日性の植物なので、茎を長く伸ばしながら光に向かって伸び育つという性質から「発展する」とか、「幸先がいい」と言われ、縁起が良いものとされているそうです。
この展示場も、リビングから南に向かって広くウッドデッキに繋がっており、まさに光に向かって伸びている印象です。
ピッタリだなと!
こうやって決めると、とても愛着がわきます。
あなたならどんな文様にしますか?
以上、佐藤がお届けいたしました。