こんにちは。注文住宅事業部の山本です。
3月中旬にして雪が降るなど季節感が狂う昨今ですが、花粉症の季節は変わらずやってきます。
中度の花粉症である私は、毎日、目や喉が痒く鼻水が出る日々を送っております。
ブログをご覧の方の中にも花粉症の方はいらっしゃるかと思います。
今回は、間取り・設備で出来る花粉症対策をご紹介致します。
・間取りの花粉症対策①
シューズクロークについてご紹介します。
動線や収納量で注目されがちなシューズクロークですが花粉症対策においても有効的です。
シューズクローク内にクローゼット機能を設けます。
花粉症は衣類に付着して宅内へ持ち込むので、できるだけ玄関周りで遮断する事が得策です。
コートをシューズクロークに収納する事で、宅内への持ち込みを制限します。
掲載写真の施工実例は【こちら】
・間取りの花粉症対策②
玄関に近い洗面脱衣室も有効です。
シューズクロークでも述べたようにできるだけ玄関周りで遮断する事を考えます。
帰宅後、すぐ洗面脱衣室へ向い、手洗いうがいはもちろん、衣類を洗濯する事も可能です。
私は現在、帰宅してすぐ、洗面脱衣室に向い衣類を洗濯に回しそのまま、入浴し花粉を取り除く事をしています。
洗面脱衣室がLDKを通過する事になると憩いの場で症状が出て、ゆっくり出来なくなります。
掲載写真の施工実例は【こちら】
・設備の花粉症対策
花粉症の季節は気温も上がりエアコン機器に頼らずとも快適に過ごせるのが世の常です。
ただ、窓を開けると花粉が大量に入ってきます…。
換気したいのに窓が開けられない状況になります。
そこで第一種換気設備の導入です。
現在24時間換気は義務付けられておりますがその中でも第一種換気設備がおすすめです。
給気・排気を機器で行うため、効率的に換気を行いながら、給気口には花粉より小さい粒子を遮断するフィルターが付いていますので、快適に花粉を入れずに換気する事が可能になります。
花粉症は生産性が20~30%低下すると言われております。
生産性だけでなく寛ぎたいときに寛げない状況にもなります。
間取りを考える際に、その季節や時勢の話がメインになる事があります。
例えば、夏や冬は温熱環境、地震が起これば耐震性能、台風が起これば発生時のアフター対応など…
花粉症の方は花粉が少ない季節でも、花粉の時期を意識したプランニングが必要になります。
辛い季節の事も忘れずにプランのお打合せが出来たらと思います。
日々、気温の変化が激しい時期です。
皆様も花粉症に負けず、どうぞご自愛いただけたらと存じます。
では、また次回お会いしましょう。