みなさん、こんにちは。
森井です。
本日はシンボルツリーとして人気の高い青梻(アオダモ)について、取り上げたいと思います。
アオダモ
青梻・青椨
ご自宅のオモテの顔として玄関前にシンボルツリーを植えるご家庭も多いと思いますが、
みなさんがご自宅に植える植栽と聞いて思い浮かべる樹木は何でしょうか?
厳格な日本家屋だと松が冠木門を囲むように伸びていたり、鬼門除けとして南天を北東と南西の方角に植えたり。
そんな情景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私はといいますと、やはり、金木犀でしょうか?
秋になると、独特な匂いを放ち、季節の移り変わりを教えてくれる大切な樹木です。
祖父母の自宅の前に植えられているのですが、遠目から眺めると丸みの帯びた可愛い形をしていますよね。
その中でも、シンボルツリーとして近年壮絶な人気を集めている樹木が「アオダモ」だと思います。
繊細であり、くねくねしながらも垂直方向へ伸びる様子はずっと見ていられますし、高いところに緑をつけた葉っぱは優しい印象を与えてくれます。
自宅の顔として適した樹木だと思います。
アオダモはモクセイ科の落葉樹で、春先に白い小さな花を咲かせます。
幹に白い斑点がみうけられるのが特徴で、観賞用の樹木として古くから親しまれてきました。
アオダモという独特な名前の由来は、切り枝を水に浸すと水が淡い青みを帯びることからだそうです。
実は、アオダモにはもうひとつの顔があり、それが野球の木製バットです。
タモ材の特徴として、堅くて丈夫でありながら粘性と弾力性に富んでいることが挙げられます。
これがゆえに、机やキャビネットなどの内装家具や建具に使用されることも多いです。
木製バットはボールを遠くに飛ばすために、反発力が強く弾力性に富んでいることが求められます。
合わせて耐久性が高く軽い特徴から、木製バットに理想的な木材と言え、『バット材の王様』とも呼ばれているようですね。
アオダモは病害虫に強く、成長も緩やかであるため管理しやすいため、お手入れもかんたんです。
アオダモの中には、大変大きなものも見受けられますが、シンボルツリーとしては小ぶりなものを選ぶのがおすすめです。
ゆっくりと成長をするため、小さい苗を買って少しずつご家族の成長と照らし合わせながら、時間の経過をお楽しみいただくのが良いかと思います。
思い入れのある樹木をシンボルツリーとして植えられることも、注文住宅の良いところかもしれません。
ご家庭を彩る特別なシンボルツリーを探してみられてはいかがでしょうか?
本日はこれまで。次回も乞うご期待。