こんにちは!設計部の中村です!
外皮性能UA値を求める外皮計算の方法が変わっていることは皆さまご存じでしょうか?
2021年4月から変更されています。
何点か変更されているのですが、個人的に一番変化を感じたのが「土間床等の外周部の計算方法」です。
どこのことかと言いますと基礎部分(基礎壁は除きます)です。
従来は基礎壁と基礎床を一体で考えて計算していたのが、それぞれ別で考えるようになりました。
基礎壁は外壁と同じ方法で計算し、
新しい計算法は床から地中を通り外に逃げていく分を計算します。
計算方法としては2種類あるのですが、
1.基礎形状を考慮しない計算方法
2.代表的な計算例表の値を用いる方法
長くなるのでこれ以上は省略させていただきますが、
基礎断熱の場合従来の計算方法から新計算方法はUA値が約0.05程悪くなるようです。
今まで床下断熱よりも基礎断熱のほうが良くなるイメージだったのですが、悪くなるのは少し頭の痛い話です。
今はまだ従来の計算方法が使えるのですが、いずれは使えなくなります。
実際にUA値0.05の差は住んでみても明らかに感じることはあまり無いとは思いますが、気を付けなければなりません。
以上でした。