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境界の話

公開日:2025/03/04(火) 更新日:2025/03/07(金) 【営業】峠下日々のこと不動産のこと

 先日、おそらく70歳半ばくらいのご夫婦のお客様より、

ご所有の土地の境界についてのご相談がありました。

 

 どうやら、現在の土地の境界が違うのではないか?とご不安になられ、

当社に連絡いただいたようです。

 訪問してお話しをお聞きしていますと、20年ほど前に決めた境界につき、

不安があるとのことでした。見ると隣地との間に境界プレートが設置されていました。

しかも境界プレートは勝手に設置されていた、とお話しされています。

 

境界プレート写真

※境界プレート写真(当相談とは関係ありません)

 

 お話しをお聞きしながら、何か書類などはお持ちではありませんか?

と伝えると、ごそごそと金庫をお探しされ、幸いなことに筆界確認書が見つかりました。

事前に調べた法務局備え付けの地積測量図などと、

実際の土地の間口などを照合、説明しながら、

また筆界確認書などにも照らし合わして、かみくだいて説明すると納得され、

安心していただくことができました。

(筆界確認書の存在は忘れていたようでした。

ちなみにこのご夫婦には、お子様はいらっしゃらないとのことでした。)

 

また越境物に関しても、現在の越境を容認するので将来の建て替えのときには、

その越境を解消します、という内容の覚書を取り交わされておりました。

越境に関してこのような覚書を取り交わすことが多く、

お客様にとっても安心できる書類であることを説明しました。

 

売却に関しては、通常売主様が境界の明示義務を負うことが多いのですが、

境界明示は、土地家屋調査士に依頼します。

ただ隣地の売却などに関しては、隣人が依頼した土地家屋調査士が、

突然に訪ねて来られたりすることも多く、

境界を決めるには、測量や専門的な知識が必要になり、

(もちろん土地面積の多い、少ないの損得も発生するので)

 

はたしてこの位置であっているのか、決めてもいいのか、自分が損をしていないのか、

など不安になることは多いと思います。

今回のご相談者様も、もともとそういう思いが強いまま、20年前の当時に

境界を決めた経緯があったので、

だれかにご相談したかったのでは?と思ったのでした。

 

不動産のことお気軽にご相談くださいませ。

 

 

 

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