山本 眞仁 自己紹介へ

住宅における「涼」とは。 ~自然の「遮断」と「チカラ」~

公開日:2020/08/07(金) 更新日:2020/08/08(土) 【営業】山本日々のこと

こんにちは。注文住宅事業部の山本です。

 

梅雨も明けて、夏らしい季節になりました。

汗かきの私には、つらい季節です。

 

暑い夏を乗り越えるため「涼」は大切ですよね。

 

今回は住宅における「涼」についてお話させていただきます。

 

皆様は、住宅における「涼」は、何だと思いますか?

大半の方が、「エアコン(冷房)」を思い浮かべると思います。

 

住宅における「涼」はそれだけではありません。

 

自然の「チカラ」を借りつつ、要らないチカラは「遮断」することで、「涼」をとることができます。

 

皆様も経験された事があるかと思いますが、神社やお寺、公園 等で、木陰に入っている時に風が吹くと涼しいですよね。

夏の日差しを木が「遮断」して、風の「チカラ」で「涼」をとる事ができます。

 

住宅においては、庇や下屋をつくる事で光を「遮断」させます。

風の「チカラ」は外構の計画でつくる事ができます。

例えば、土(庭)の空間をつくる。

土の温度はアスファルトやコンクリートと比べて低く(上がりづらく)保水する事も可能です。

アスファルトやコンクリートは蓄熱し、輻射熱を発します。

土は蓄熱も弱く、保水もできる点から風をおこすには、重要だと思います。

 

風のおこし方

水分が気化する際に熱を奪っていきます(気化熱の原理)

熱を奪われた事で周囲よりその場所の温度が下がります。

温度が下がる事によって、周囲から熱を補充しようと温度と合わせて気体も動きます。

気体が動くことで風が発生します。

打ち水や庭の水やり等はこの原理が作用しますので、風をおこし「涼」を取ることができます。

 

断熱材を極限まで高めて、窓を少なくして、省エネルギーのクーラーで「涼」をとるのも考え方の一つです。

しかし、ほど良い断熱性能で、ほど良い大きさの窓もとって、ほど良い頻度で省エネルギーにエアコンを使い、

光を遮断して心地よい風で「涼」をとって過ごしてみませんか?

 

エアコンに頼るだけの暮らしが本当に快適な暮らし・住宅と言えるのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

一緒にほど良く心地よい住宅を考えてみませんか?

 

では、また次回お会いしましょう。

 

 

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