こんにちは
設計の佐藤です。
今日はⅡ型キッチンについて、お話しようと思います。
キッチンの形状は色々ありますが、Ⅱ型のレイアウトを提案するうえでのメリット・デメリットをおさえてみます。
II型キッチンのメリット
〇作業動線が短い
長いI型のキッチンとした場合は横の移動が増えてしまいますが、シンク台とコンロ台への移動が身体の向きを変えてできるので、キッチンでの作業動線が短くなります。
また、冷蔵庫の配置によってワークトライアングルを作ることができて効率があがります。
〇作業スペースが広くなる
II型キッチンは2つのキャビネットがあるため、作業スペースを広くとりやすくなります。
調理の効率があがるので、複数人やお子様と一緒に調理がしやすくなります。
〇収納スペースが多い
キャビネットが2つあることで、他のキッチンレイアウトと比べて、収納スペースを比較的多く確保することが可能です。
〇空間が広く感じる
コンロ側を壁側に配置することで、レンジフードが壁側に取り付きます。
LDKの中央にレンジフードが設置されないため、空間が途切れず、より広さを感じることができます。
II型キッチンのデメリット
〇濡れた物を運ぶ時に水が垂れる
II型キッチンのデメリットとしては、食材などの濡れた物をシンク台からコンロ台へ移動する時に、床に水が垂れやすいということです。
床材をタイルなどの、水に濡れてもいい素材にするか、マットを敷くことをお勧めします。
〇広いスペースが必要となる
II型キッチンは作業スペースが広くなるというメリットがある分、広いキッチンスペースが必要となります。
〇他のキッチンレイアウトよりも高額。
キャビネットがわかれるため、少し価格が高くなってしまいます。
メリット・デメリットについては、ざっとこんな感じでしょうか。
実際には、敷地状況や、ほかの間取りの要望のなかで適したものを選択していくことになります。
Ⅱ型キッチンのレイアウトの場合は、通路幅が大切になります。
最低80cmは必要かとおもいますが、使うご家族の内容により異なってきます。
こちらは、KTV五条展示場のキッチン写真です。
キッチンの間隔はちょうど1mです。
実際に立ってみて作業の感覚を体感することが大事だと思います。
是非、一度ご見学ください。