こんにちは、設計営業の河田です(^^)
大分暑くなってきましたね。
来月になると京都は祇園祭のムードに染まり、いよいよ本格的に夏を感じるようになりますね。
今年の祇園祭は観光客も戻ってきたので、かなり賑わいそうですね(^^)
今回は光と影と窓について、お届けしたいと思います。
こちらの写真は昨日6/29のお昼12:00頃の五条展示場の写真です。
パッと見たところ、階段をとった写真に見えますが、よく見てみると壁面に何かが映し出されているのがわかると思います。
見方によっては、プロジェクターで映像を映しているようにも見えます。
しかしこれは対面する庭部分の植栽が、自然光により影として映し出されているのです。
対面する庭はこんな感じです。
よく夜に植栽をライトアップし、その影を壁に映し出すことはしますが、これは昼間の自然光です。
それが外壁ではなく室内壁に映し出されているのです。
昼間の自然光なので、影がとてもやさしく、壁大きな絵画が時間の流れとともに少しずつ変わっていくという、なんともいい雰囲気のリビングとなっています。
こんな空間を演出するのが窓のデザインです。
窓をデザインすることが、現代の住宅においては重要視されていますが、どちらかというと特に断熱・気密に焦点が当たることが多いです。
もちろん重要なことなのですが、それだけではとてももったいないのです。
今回の影の他にも、室内から外をどう見せるか、外とどうつなぐか、なんかも窓のデザインによります。
また景色を切り取る借景なんかも窓のデザインによって得られるものです。
光が欲しいところに自然光を届けることも、窓を少し工夫することで可能になります(導光)。
こちらは1階の玄関に光を入れた事例です。
北側に玄関がある場合は、中々玄関に直接光を入れることが難しいことがありますが、階段ホールを利用して2階から直接光を導いています。
2階の光を取り入れる部分はこんな感じです。
階段に面する壁に窓を設置し、その窓から玄関に対し光を入れています。
これにより北側の暗く寒くなりがちな玄関に、光と熱を入れることができました。
窓を工夫することで解決することや、プラスの効果を得ることができます。
一つ一つの窓にしっかりと役割をもたせ、それを住む人が知ることで、建物のポテンシャルをしっかりと発揮させることができるのです。
そんな少し奥行きのあるお家づくりをしてみたい方は、是非ご相談いただければと思います。
では、今回はこのあたりで。。。