皆様こんにちは、設計の森村です。
2月9日は「初午」の日で、初午(はつうま)とは、2月最初の午の日のことです。
昔は立春(2月4日頃)が一年の始まりとされていたことにより、現在では2月最初の午の日が初午の日となります。
午の日とは、かつての日本の日にちには十二支が割り当てられており、その中でも「午」に該当する日のことをいいます。
旧暦で最初(1月)の午の日も初午には違いないですが、通常は稲荷社の祭の日である2月の初午をいい全国にある稲荷神社でお祭りが行われます。
初午の由来は、稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社(旧称は稲荷神社)にあり、和銅4年2月の初午の日に稲荷山に御祭神・稲荷大神が降りてきたとされています。
また、初午に食べると良いとされているのが「初午いなり」で、他にも「初午団子」や「しもつかれ」があります。
「初午いなり」は、稲荷神の使いであったキツネの好物が油揚げだったことが由来となっています。
ちなみに、毎年2月11日は「初午いなりの日」ですが、これは全日本いなり寿司協会が決めた記念日で、「初午の日」とは異なります。
初午の日に、消防団員が各家庭を回って火の用心を呼びかけ、火の用心のお札を配る習慣がある地方もあります。
9日は、ぜひお近くに稲荷神社にお参りに行き、五穀豊穣や開運、家内安全を祈願しましょう。
それでは、また。