こんにちは!
毎年恒例の花粉症に悩まされている設計の中村です。
今年は特に酷いです。くしゃみが止まりません。
それはさておき、現場でこのようなものを見つけました。
「壁武者」と書かれたこの板は何だと思いますか?
これは「耐力壁」と呼ばれるものです。
「耐力壁」とは地震や風圧のような水平方向の力に耐えるための壁のことを言います。
弊社が採用している軸組構法では柱や梁で組み上げるのですがそれだけでは地震や台風などの突風には耐えられません。
なのでこういった構造上有効な耐力壁をある程度プラスして横揺れに耐えれるようにします。
耐力壁の大まかな種類としては「筋交い」を入れるか「構造用面材」を一面に貼り付けるかの2種類があります。
写真のものは「構造用面材」を入れたものです。
「壁武者」という商品を使わせていただいています。
「筋交い」を使うか「構造用面材」を使うかは一件一件構造計算をして適切な場所に入れています。
基本的に「耐力壁」となった場所は窓や開口にはできないのですが、
場所を移動したり、抜いても構造上成り立つ場合もありますので、気軽に相談していただければと思います。
以上でした。