こんにちは!
設計部の中村です。
今回は工法についてお話します。
通常の在来工法と呼ばれる工法では継ぎ手や仕口をほぞと呼ばれる凹凸を組み合わせて梁同士を接合したり柱に接合します。
以下の写真のような形状が一般的な例です。
工法上柱や梁をくり抜くのですが、当然くり抜いた分柱や梁の強度が落ちます。
通し柱と呼ばれる1階から2階に突き抜けている柱等は2か所以上以下の写真のようにくり抜くので穴だらけになってしまいます。
大丈夫なの?と思うかもしれません。
その分柱の強度を低減して構造計算をするので大丈夫なのですが、それでも大きな地震等災害が起きたとき大丈夫とは言い切れません。
この弱点を踏襲しているのが弊社でも採用している金物工法です。
※株式会社タツミ様 HPより
画像のような金物を使い柱や梁を接合します。
在来工法のように柱や梁をくり抜くことなく接合するため耐力が高くなります。
また、金物などが表に出てこないことや簡単に取付ができることから施工性もかなり良くなります。
SE構法も金物工法と同じで金物を使います。
金物工法を使えば在来工法でできないことなどできるかもしれません。
意匠性も含め耐久性も考慮し設計致します。