アフターサービス事業部 阪田です。
今回は、タイトル通り前代未聞の難航を来す恐れのあったご相談事を紹介します。
先日、お引き渡しから6ヶ月のお客様宅に、6か月点検のために訪問した際の出来事です。
お家の中と外を点検し終わった後に、奥様から
「”アレ”を出来たら取って欲しい!!」
と頼まれました。
何かと思い、奥様が指を指された方向を確認すると…
そこには何と!!
お隣さん側とオーナー様側の境界の隙間わずか50~60㎝の間にビニールらしき異物が!!
さすがに人が入っていけるような隙間がないのと、お隣さんとオーナー様の間に両方、たて格子が設置してありましたので…
これはさすがに難航をきたす作業を強いられそうと当初は予測していました。
オーナー様も「これは無理ですよねぇ一!」
と諦めモードでしたが…このまま、そうですね!っと引き下がる訳にはいかない!
デザオ建設アフターサービス事業部の意地がそこにありました…。
という訳で、後日障害物までの奥行と幅を計測し、何で除去しようかと悩んでおりました。
こういった状況ですと、長い棒のような物を使用して取れば良いかとご想像される方がいらっしゃいますが、実際、奥行が10m強あり、格子と格子の間はわずか6㎝しかない隙間ではなかなか思うように作業ができません。
いかに効率良く作業を行うか入念にイメージトレーニングを行い、ようやく答えがでた結果、ある物を代用することにしました。
それは!
シンエツHIパイプ 13パイ です。
(色々とパイ数がありますが、扱いやすさを求められるなら13パイがベストです)
いわゆる水道屋さんが使用される塩ビパイプです。
こちらの塩ビパイプはホームセンターにも売っているので、気軽に購入が可能です。(1本数百円)
この塩ビパイプは水道工事がメインの材料ですが、耐衝撃性能と4倍以上の接着強度が発揮でき、大きくしなり折れにくくしっかりしていることから、今回の現場で非常に使えると判断して、実践投入する事となりました。
専用ジョイント部材で結合させ10m分余裕で届くまで延長しまして、現場で確認いたしました。
そのときの写真がこちらになります。
現場で塩ビパイプとジョイントを付け足しながら障害物までの距離を縮める事に成功しました!
一度届いた塩ビパイプを引き抜いた後、さらにパイプの先端を加工し、物が引っかかるように細工を施しました。
その細工を施した写真がこちらになります。
先端にビスをつけ、どんな物でも逃さず引っ掛られるようにいたしました!
そして同じ作業(再度、現場で塩ビパイプとパイプを付け足しながら…)を行い、ようやくお客様が気にされていた念願の異物を取り除く事に成功しました!!
そのときの写真です。
このように塩ビパイプが違う事でも使用できると改めて痛感いたしました。
ただ、何度も言いますが、本来は水道工事等に使用する部材ですので、予めご理解下さい。
こういった作業は私くらいで、普段行っておりませんが、「どうしても…」という事であれば出来る限りの事はさせて頂きますので、
まずは、ご相談も含めお気軽にデザオ建設アフターサービスまでお問い合わせ頂ければと思います。