こんにちは、アフターサービスの中村です。
毎日暑い日が続いてますが、みなさん熱中症には充分気を付けて下さい。
さて毎年この季節になりますと怪談話をよく耳にしますが、
今回は母の愛情が生んだ感動の物語です。
昔、女が夜ごとに飴をかいにくるようになった。
女が飴を買った翌朝に代金を納めている銭箱をあらためると、木の葉が1枚入っていることが続いた。
不思議に思った当時の店主は、ある夜、女の後を追った。
すると女は墓地のある鳥辺山で姿を消し、土中から赤ん坊の泣き声が聞こえた。
そこは身ごもったまま亡くなった女性を埋めた墓だった。
寺に事情を話して掘り返してみると、墓の中には飴をしゃぶった赤ん坊がいた。
死後に生まれた赤ん坊のために幽霊となった女が飴を買いにきていたのであり、
飴の代金として渡されていた木の葉は、女の墓に供えられていたシキミの葉だったのだ。
当時は、箸に巻いた水飴として売られていたが、今では麦芽糖からつくられた素朴な飴となっています。
死してなお我が子を思う母の愛情の表れとして400年以上もかたりつがれているその飴は、
幽霊子育飴として今も広く人々に愛され続けています。
どうですか、少しは背筋が寒くなったでしょうか?
実際にその飴を買いに行きまして食べたのですが全然甘く無くアッサリとした飴でおいしかったです。
因みにこの飴屋さんは飴やとしては日本で1番古いお店らしいです。
場所は東山松原、西へ100メートルほどいった北側にあります。向かい側には、メッチャおしゃれな喫茶店も有りますよ。
1度足を向けては如何でしょうか。
それでは次回まで