こんにちは
設計の佐藤です。
建築の材料は色んな種類があり、どんどん新しい商品が開発されています。
日進月歩! 四字熟語を使ってみました・・・
材料の中には、自然のものを加工してそのまま使う物から、それに似せてつくっている物、所謂フェイク材料というものもあります。
フェイクと言ってしまうと悪いイメージになってしまいますが、建築材料は意外に多いと思います。
けして粗悪なものというわけではありません。
どちらかというと本物に似せながら、材料の変形・くるいを少なくする等の目的もあります。
高価な自然のものに、素材感や色などを合わせて、より本物に近づけられるように、建材メーカーは研究を重ね、商品化して安価に提供して頂いています。
特に木目に関する技術は、昔とは比べものにならないぐらい進歩しているように思います。
上の写真は事務所のミーティングルームです。
私を除けば、とても上質な空間に仕上がったと思います。
扉は木目調の一般的なものを使用して家具っぽく仕上げています。
床も土足用のシート系の材料で壁・天井はクロスになっています。
天井の木目のクロスは、あえて底目地という凹みをとっています。
それによって、立体感が生まれて、より上質に仕上がっていると思います。
本物には本物の良さがあります。
しかし材料の使い方によっては、本物を使わなくても 良く見せることが出来ます。
使う場所・用途やコスト等を考えてつくっていくことが大事ですね。