こんにちは、設計営業の河田です(^^)
今年もいよいよカウントダウンに入ってきましたね。
年末は何かとやることも多いので、最後バタバタしないように、やらないといけないことをピックアップして進めていかないといけませんね!
とりあえず私はこれからふるさと納税をします(^-^;
さて、季節は冬に入ろうとしていますが、健康に暮らす準備はできていますか??
体にとって負担になるのは、寒暖差です。
日本人は昔から我慢強い体質なので、多少寒くても暖房をつけずに耐える、ということをよく聞きます。
でも、これがヒートショックの原因となり、年間交通事故で亡くなられる方の3倍~4倍の方が亡くなられています。
これを防ぐには、家の普段生活する部分をムラなく温かくすることが重要です。
これを暖房器具だけで温かくしようと思うと、電気代、ガス代が高くかかってしまうので、節約家の皆さんは健康を後回しにしてしまうことになります。
では、できるだけ電気代、ガス代を抑えて家を温かくするにはどうしたらよいのでしょうか!?
それは、太陽の熱エネルギーを効果的に家の中に取り込むことです。
専門的な言い方をすると「日射取得」と言います。
そして、この取り入れた熱をできる限り、逃がさないようにします。
これが「断熱」です。
この2つをしっかり考えることで、電気代を抑えた暖かい家=「健康になる家」をつくることができます。
デザオ建設でご提案する際はこれらをしっかり考えて設計をいたします。
しかし、実際は立地条件により、熱を取り入れるために重要な「窓」が思うようにとれないこともあります。
我が家を例に出すと、住宅密集地で周囲の目線をふさぐ必要があったので、リビングの南側の窓を大きくとることができませんでした。
熱が取り入れられる量は窓の大きさに比例しますので、できるだけ大きい方がいいのです。
そんな我が家ですが、南には建物が接近しているため大きな窓は取れませんでしたが、幅1m60cm、高さ50cmのスリット窓をとりました。
満足いく大きさではありませんが、この大きさでも太陽の恩恵を受けることはできます。
実際この時期、正午の太陽の熱はこんな感じで入ってきます。▼
ここで、太陽が当たっている部分の床の温度を測定してみます。▼
「25.9℃」
太陽熱が当たっているところから少しだけ離れた、当たっていない部分の床の温度は、▼
「22.7℃」 太陽熱が当たっているところとの温度差「3.2℃」
そして、同じLDK内の北側の床の温度も測ってみました。▼
「21.7℃」 太陽熱が当たっているところとの温度差「4.2℃」
そんなに大きくない窓でも、床をこんなに温めてくれるのです。
床を温めてくれるということは、もちろん空間も温まるということです。
ちなみにこの時のLDKの室温は、
少し見にくいですが、21.2℃と表示されています。
この時の外気温ですが、
17.2℃でした。
同じ条件で測りたかったので、室内で使っている温度計付きの時計を外に出しました。
時間が13時前になっているのは、すぐに温度計が反応せず、温度が変わらなかったからです(^-^;
天気予報の最高気温が17℃でしたので、そう間違っていないはず(^-^;
無暖房の状態で外気温17℃に対して室温が21.2℃なので、日射取得+断熱の一定の効果はあるということです。
前述しましたが、我が家は3方が建物に囲まれた、しかも接近している住宅密集地です。
そんな状況でも、工夫一つで「寒い(>_<)」を我慢しない家をつくることはできます!
「機械や設備」に頼る前に、まずは建物として、その敷地のポテンシャルを十分に発揮できる方法を考えることで、光熱費を抑えることができるのです。
そんな家で実現できるのが、「健康」です!!
是非これからマイホームの計画をされる方は、そんなことを考えながら家づくりをしてみてはいかがでしょうか。
しっかりデザオ建設がご提案させていただきます。
では今回はこのあたりで…