皆様こんにちは。IC佐藤です。
先日、竣工して11年経ったお施主様宅にお伺いしてきました。
こちらは11年前の竣工当時の写真です。
床は杉無垢材で源平の一等材といいまして、赤味と白太が混ざっていて節があるグレードの床です。
そして、その経年変化の11年後がこちらです。
茶褐色の素敵な深い色に変化しておりました。
映っている井桁格子のドアは桧材(当時写真の階段横の小さい収納扉も)
左の引違い障子はスプルース材です。
当時は床と扉でも色差がありましたが、年月が経つと無垢の針葉樹同士って仲良く良い色に馴染んできます。
もう少し床をアップにしてみました。
11年間一切なにも塗装していない無塗装なのですが、光を受けてツヤっとしてるの分かりますか?
人が歩いたり、掃除で乾拭きしたり、そういうのがどんどん床にツヤを与えてくれます。
ピカピカではなく、光の角度によりツヤッスベッて感じです。
そしてそれにより表面の木の柔らかい部分は凹み、その分固い年輪の部分は浮き出てきて浮造り仕上げのようになっています。
足に触れたときにぽこぽこして気持ちいいです。
クイックルワイパーでのお掃除が主だそうですが、白い化学繊維のではなく古くなったフリースの服を切って使っておられるそうです。
エコの観点からだそうですが、白い繊維がたまに節に引っかかったりするので、確かにフリースのほうがいいなと思いました!
11年経っていても、部屋に入るとふんわりと木の香りがします。
杉の香り、私大好きです。
五条展示場もとても杉の良い香りがします。
上は五条展示場の夜の写真です。
床は、杉無垢板で白太多め上小節です。
小さい節しか入らないのですが、パッと見はあるかどうかほどんとわからないくらいです。
色むらや節をなるべく少なくすることですっきりモダンな印象になります。
杉ひとつとってもいろんな表情がありますね。
以上、佐藤がお届けいたしました!