皆様こんにちは
注文住宅事業部の梅本です。
今回は、15年程前からお付き合い頂いておりますT様より貴重な物を頂戴しました。
それをご紹介したいと思います。
T様は14年前に別宅の建築をお手伝いし、昨年ご息女様の家を建築もご依頼頂いたお客様です。
今回ご自宅を売却される事になり、当社もお手伝いさせて頂きました。
その際に、ご自宅にある額や掛け軸等の売却のお手伝い等もさせて頂くと、
奥様より貴重な「砥石」を処分するのは忍び無いので、良ければ貰ってくれませんか?
とお話を頂き、お気持ちが大変嬉しかったので、ご厚意に甘え、譲り受ける事にしました。
お話を伺ってますと、京都は砥石の産地で、丹波(亀岡)と右京区(高雄)が有数の産地との事です。
その一つ高雄の菖蒲という所に山を所有されていいたらしく、先々代位の方が、子孫の為に
所有の山から産出した砥石を残されていた様です。以前は高価で取引もされていたようですが、
今は、世間一般では”包丁を研ぐ”位に使用するかしないか?と言ったところでしょうか。
特別必要な職業の方を除き、需要は多くないようです。
我々の建築業界では以前に”鉋(カンナ)”を研いでいた様です。
断面を見ると綺麗な直線が見えますが、全体的にベージュ色ですので、調べると仕上砥石の様です。
砥石には「荒砥石」「中砥石」「仕上砥石」とある様です。
それぞれに80~220番 400~1500番 3000番~の様です。
菖蒲産砥石は仕上げ用と言う事がわかりました。
平らな面です。 |
粗削りの面です。 |
最近、包丁もめったに研ぐことはありませんが、
一度研いでみようと思います。
T様、大切な品を有難うございました。
大切にします。